2015年03月

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3月30日、東京の桜が満開を迎えました。一面に咲く桜は綺麗ですね。しかし、写真的にはどうでしょうか?「そこに満開の桜がある」というだけでなかなか写真でその美しさを伝える事はできません。そこで、このように一本の枝を狙い写真を撮ってみました。川面をバックに白く映える桜。しっかりと「どう撮りたいか?」を決めることですっきりとみせる事ができました。皆さんも「お気に入りの一本」にこだわって撮影してみてください。

 

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東京都世田谷区の丸子川。冬の間から撮り続けてきた桜の木がもうすぐ満開になろうとしています。初めに、この構図で撮り始めようと決めた時は川と柵と枝。しかし、頭の中でこの枝に桜の花が満開になった時の事を想像しながら撮り続けました。咲いた後に「どの枝がきれいかな?」と探すのではなく、「この枝を見守ろう」という気持ちで撮り続けると、咲いた時の感激もまた一段と大きなものになります。どうですか?来年は挑戦してみませんか?

使用機材
ボディー:Canon 5D Mark3
レンズ :Canon 24-70mm f/4 

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3月23日、東京多摩川の河川敷から撮影した夕焼け。夕焼けは時間が勝負、地平線に沈む夕日はあっと言う間に姿を変えていく。撮影場所をしっかりと決めること、早めに現地に到着して余裕をもって準備をすることが大切です。レンズは24-70mm等の標準ズームで自分の好みの画角を探すと良いでしょう。夕日ばかりに目を囚われがちですが、周囲を良く観察して「木」や「建物」等を上手く入れるとその場の雰囲気を伝える事が出来ます。

使用機材
ボディー:Canon 5Dmark3
レンズ :Canon EF24-70mm f/4 

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近所の桜の木のつぼみ。昨年も冬から開花まで桜の枝を撮り続けたのだが、これが簡単そうに見えて実は意外と難しい。まず、基本的に大きく写さなくては意味がないので接写もしくは望遠という選択になるのだが、どちらも一長一短なのだ。マクロを使用した場合はかなり枝に近づく必要があるが、川辺の桜の枝に接近することは基本的に難しい。それにマクロを使用した場合は被写体ブレが起こらないようにシャッタースピードを稼ぐ必要性があるのだがいくら日中とはいえ蕾全体に被写界深度を合わせるとかなり絞る必要性が出てくる。では、もう一つの選択として望遠で狙うパターンだ。ボクはこちらをおススメしたい、理由はいくつかある。まずは、自分が撮影するポイントは「安全」である必要性があるという事だ。マクロでの撮影はある意味で危険を伴う。それよりは、自分は安全な場所を確保し望遠で対象物をじっくりと撮影した方が安全である。この写真は300mmのレンズで望遠で撮ったものだ、それなりに重い望遠レンズを使用する場合、ある程度のコツと基本的な体力が必要となる。そして、望遠レンズで枝の中の一点にピントを合わせる事はそれなりに技術が必要だ。練習の意味も含めてちょっと望遠レンズを使ってこんな撮り方をしてみてください。きっと新しい発見があるはずです。
 

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「おーい!今晩一杯やらねーか?」とご近所さんに声をかけられた。
写真は不思議だ、そう思いながら撮るとそれが画像に写ったりする。

使用機材
ボディー:Canon 1DX
レンズ :Carl Zeiss Planar 1.4 50mm 

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